6/7(土)日本酒の地域特性を学ぼう 東広島編

昭和後期頃から各地の日本酒が「地酒」と呼ばれだしたことで、地域による日本酒のバラエティーが広く知られるようになりました。そして、平成中期以降になると、今度は「テロワール」というフランス語が用いられるようになり、日本酒の香味を決定づける要因として、その地域の気候風土が大きく関わっていること、さらには、その地域の造り手の想いや、飲み手の嗜好、さらには、地域の食文化なども深く影響していることが知られるようになりました。

穏やかな瀬戸内の風景

風情のある西条の街並み

今、地域ごとの香味の違いを知ること、そして、香味の要因を学ぶことは、日本酒を提供する方にも、日本酒を楽しみたい方にも欠かせないと考えます。

そこで今回、「日本酒の地域特性を学ぶ」と題したセミナーの第1弾として「東広島編」を開催いたします。

今田酒造本店

賀茂鶴酒造

まずは昔から日本酒処として有名な「西条酒」の特徴を知るために、賀茂鶴酒造（代表銘柄：賀茂鶴）の天畠氏と、動力式精米機を発明し、進化させ続けてきた株式会社サタケが提唱する新たな精米技術「真吟精米」について新山氏にお話を伺います。さらには、2020年に英国BBC放送の「今年の女性100人（The BBC’s 100 Women of 2020）」に選ばれた今田酒造本店（代表銘柄：富久長）の四代目蔵元兼杜氏の今田美穂さんが目指す酒造りなども伺うとともに、賀茂鶴と富久長のテイスティングも行います。

まさに「日本酒の地域特性を学ぼう」の第1弾にふさわしい東広島編。 この機会に東広島産日本酒の「物語」と「価値」を深く探ってまいりましょう。

※セミナーはパネルディスカッションスタイルで進行いたします。

株式会社サタケ

精米イメージ

精米機

・東広島の日本酒の特徴（米、水、製法、歴史、食文化、など）
・サタケが提案する新しい精米「真吟精米」とは
・酒類総合研究所の役割と功績など
・「真吟精米」で造られた東広島市産日本酒のテイスティング
※2025年10月に開催する「唎酒師フォーラム2025 ～東広島で日本酒を知るプログラム～」の見所もご紹介いたします。

酒中在心 藍 特別純米酒 生もと 内容量：720ｍｌ アルコール分：16度以上17度未満 原材料名：米(広島県産)、米こうじ(広島県産米) 精米歩合：60％ 原料米：雄町 100% 商品詳細（賀茂鶴酒造）

酒中在心 橙 純米吟醸 生もと 八反35号 内容量：720ml アルコール分：16度以上17度未満 原材料名：米(広島県産)、米こうじ(広島県産米) 精米歩合：60％ 原料米：八反35号 100% 商品詳細（賀茂鶴酒造）

富久長 八反草 純米吟醸 内容量：720ｍｌ アルコール分：15度 原材料名：米、米麹 精米歩合：麹米 : 50% 　掛米 : 60% 原料米：広島県安芸高田市産八反草 商品詳細（今田酒造本店）

富久長 八反草 サタケシリーズ HENPEI 内容量：720ｍｌ アルコール分：15度 原材料名：米、米麹 精米歩合：麹米 : 50% 　掛米 : 60% 扁平精米 原料米：広島県安芸高田市産八反草 商品詳細（今田酒造本店）

6月7日(土)　13:30-15:30（受付 13:00）

・飲食店や酒販店で日本酒の提供販売を担当する方
・日本酒のイベントなどで、日本酒の香味を説明する機会が多い方
・日本酒の香味をWEBやSNSなどでコメントする機会が多い方
・「地酒」や「テロワール」という切り口で日本酒を提供したい、または、楽しみたいと考える方
など

今田 美穂 株式会社今田酒造本店 代表取締役
広島県安芸津町に生まれる。 大学卒業後、西武百貨店、日本能楽芸術振興会橋の会勤務を経て、1994年株式会社今田酒造本店に入社。前杜氏のもとで酒造りを学ぶ。株式会社今田酒造本店代表取締役 杜氏。 1999年から広島最古の酒米「八反草」の復活に着手。2004BYから八反草での酒造りを始める。今年は20周年記念の年。 2019年4月27日より全国公開された日本酒ドキュメンタリー映画「カンパイ！日本酒に恋した女たち」（小西未来監督）に出演。英国BBC放送「2020年 100人の女性」に日本人でただ一人選出される。

新山 伸昭 株式会社サタケ プラント事業本部プラント営業部酒米支援部長
1964年 広島県出身。株式会社佐竹製作所（現 株式会社サタケ）入社。一級建築士。設計部3次元CADや業務用炊飯事業の立ち上げ後、醸造精米事業の再構築に従事。広島本社にて全国事業所や海外事業拠点の支援を実施。「cBNをロールに用いた効率的な扁平精米を可能とする精米に関する研究」で令和3年度日本醸造協会技術賞を受賞。

天畠 健史 賀茂鶴酒造 株式会社 営業三課兼海外事業部次長
広島市の酒販店生まれ、大学卒業後、賀茂鶴酒造に入社。 2009年より海外事業部東アジア地区担当兼任。 主に中国・韓国・香港を担当。現在、世界25ヶ国の取りまとめを行っている。コロナ禍中に、 市内10蔵元連携イベントの開発やインバウンド向け誘致の施策を創出。 行政を含む地域全体で『酒の街 東広島』の認知度向上に取り組む。 また、地域全体で取り組む酒蔵ツーリズムの実践事例を広げていく活動を行っている。

聞き手：長田 卓 サケアカデミー主宰・SSI理事兼研究室長

・専用レジュメ
・テイスティング用日本酒4種類

100名
※唎酒師フォーラム2025にお申込みの方は、本セミナーにも参加いただけます。

サケアカデミー
東京都文京区小石川1-15-17 TN小石川ビル7F

都営三田線「春日駅」徒歩3分／都営大江戸線「春日駅」徒歩8分
東京メトロ南北線「後楽園駅」徒歩8分／東京メトロ丸ノ内線「後楽園駅」徒歩10分

一般価格 4,500円（税別）
認定会員価格 3,000円（税別）